2020年、小学校でもプログラミング教育が必修化となった。中学、高校ではなく小学生からプログラミング教育をすることで期待できるメリットは大きく分けて3つある。
1つ目は英語をつかって何かを学ぶことができるという点だ。今までは必修化までいかないが、英語は文法や語彙を学ぶ小学生は多かった。プログラミング教育で使う言語はほとんどが英語である。「Enterkey」という入力をするとキーのスペルも、Enterは入力という意味もわかる。そして英語に対する苦手意識がなくなりやすいのだ。プログラミング言語は全世界共通なので、英語という語学学習よりも、もっと実践的な学習につながる。
2つ目はプログラミング的思考を養うことで、エンジニア職はもちろん自発的な考え方を身につけられることだ。今の世の中では、ITなしでは生活できないといっても過言ではない。これからも、その生活はどんどん進化していくだろう。小さいころからプログラミングを通してITがどのように日常に影響しているのか理解できるれば、「IT難民」になることはないだろう。
3つ目は、最も頭が柔らかく吸収が早い年齢でプログラミングの基礎を理解し、将来のエンジニアになるきっかけを作れることだ。今やエンジニアとして活躍する人達は大勢いる。プログラミング技術があれば、年齢関係なくプロダクトを作ることができる。IoTやオンラインゲームも、子供だから作れないということはない。IT業界のスピードの変化についていけるようになるためには、小学校のうちからエンジニアの仕事に欠かせないプログラミング的思考を養うことは非常に重要だ。