プログラマーの需要や将来性はAIが出始めた頃から、「将来プログラマーの仕事がなくなる」などと言われていた。AIがプログラマーに変わって仕事をしてしまうからという理由だが、実際の所2023年1月の時点ではそうはなっていない。DX白書2021年の調査によると60%以上の企業がプログラマーの量や質を「不足」または「やや不足」と感じているという結果になっている。AIがプログラマーの仕事のかわりを行う部分は確かにある。しかし、人間が担う部分は決してゼロになることはなく、むしろ特定の技術をもったプログラマーはさらに企業からのオファーが続くだろう。
プログラマーといっても、ジャンルが細分化されている。特に需要があるプログラマーは、モバイルアプリ、ゲーム関連、システムプログラミングの3職種である。これらは、働くジャンルもプログラミング言語もまるで違うため、プログラマーとひとくくりにしてもどの分野でキャリアアップを図るのか意識しておきたい所だ。モバイルアプリのプログラマーは非常に需要がある分野だ、しかし求められるレベルも高く特にスピード重視や人海戦術でオフショア開発を導入する企業も増えている。もし、あなたがモバイルアプリのプログラマーなら将来を見据えて現場の知識はもちろんだが、マネジメントを学んだり、セキュリティや新しい技術をいち早く取り入れておくなどの工夫は必要だ。
プログラマーの将来性は明るいが、求められるのは常に新しい技術や知識である。新言語の取得や金融決済やIoTなどプログラムで得意な分野を掘り下げ、さらに専門的にできれば、魅力的だ。